うつ病・うつ症状でお悩みの方へ|世田谷区 三茶はりきゅう院

この記事では、うつ病・うつ症状の原因や特徴、鍼灸による改善方法について解説いたします。気力の低下、倦怠感、睡眠リズムの乱れ こうした症状の背景には、自律神経の調節機能の乱れや、脳内神経伝達物質のバランス変化が関与していると考えられています。薬物療法に加え、鍼灸という選択肢があることをご存じでしょうか。当院では、自律神経系への働きかけを通じて、うつ症状の緩和をサポートしております。

 

うつ病・うつ症状とは

うつ病とは、気分の低下や意欲の減退が長期間にわたって持続し、日常生活に影響を及ぼす精神疾患です。世界保健機関(WHO)の報告では、世界で3億人以上がうつ病を経験しているとされており、決して特別な疾患ではないことがわかります。

うつ病の診断には、精神科・心療内科による専門的な評価が必要です。一方で、診断基準には至らないものの、「気力が湧きにくい」「以前のように動けない」といったうつ症状・抑うつ的な状態に悩まれる方も少なくありません。このような状態に対しても、鍼灸は穏やかなサポートとなり得ます。

うつ病・うつ症状の背景としてしばしば指摘されるのが、自律神経系の調節機能の乱れです。交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで、睡眠・消化・体温調節・免疫など、多くの身体機能に影響が及びます。さらに、この自律神経の乱れは、脳内のセロトニンやドーパミンといった神経伝達物質の働きにも関連していると考えられており、心と体の両面に作用が及びやすい状態といえます。

うつ病・うつ症状でみられやすい症状

・気分の落ち込み、意欲の低下
・倦怠感、起床困難
・睡眠リズムの乱れ(不眠または過眠)
・食欲の変化(低下または増加)
・集中力・思考力の低下
・頭重感、肩こり、消化器の不調など身体面の症状
・対人関係や外出への意欲低下

 

身体症状が先に現れることも多く、内科などを受診しても明確な異常が見つからないまま過ごされてから、うつ症状の存在に気づかれる方も少なくないようです。

 

 

うつ病・うつ症状の原因

うつ病・うつ症状の発症には、心理的要因・社会的要因・身体的要因が複雑に関与していると考えられています。

 

 医学的に考えられる主な要因

脳内神経伝達物質のバランス変化
セロトニン・ノルアドレナリン・ドーパミンといった神経伝達物質の働きが低下することで、気分の調節機能に影響が及ぶと考えられています。SSRI・SNRIなどの薬物療法は、このバランスを薬理学的に調整するアプローチです。一方で、鍼灸刺激がセロトニン分泌に関与する可能性についても、複数の研究で報告されています。

 

自律神経系の慢性的な緊張
ストレス・過労・睡眠不足・生活リズムの乱れが続くと、交感神経が優位な状態が長期化しやすくなります。この状態では、心身が十分に休息・回復しにくく、エネルギーの枯渇感や気力の低下につながっていくと考えられます。

 

ストレス・環境的な要因
職務上の負荷、人間関係の悩み、大切な存在との別れ、長時間労働などの社会的ストレスは、うつ病の主要な誘因として知られています。ストレスが慢性化すると、コルチゾール(ストレスホルモン)の分泌が過剰になり、記憶や感情の調節に関わる海馬に影響を及ぼす可能性が指摘されています。

 

身体疾患・ホルモンバランスの変化
甲状腺機能の低下、更年期に伴うホルモン変動、産後のホルモン変化などが、うつ症状と関連することがあります。また、慢性的な痛み(肩こり・腰痛など)が続くことで、神経系が過敏な状態となり、うつ症状を併発しやすくなるケースも報告されています。

 

腸内環境と脳機能の関連(脳腸相関)
近年、「脳腸相関」という考え方が注目されています。腸内細菌のバランスが乱れることで、体内のセロトニンの大部分(約9割)が産生される腸の機能に影響が及び、気分の調節にも関わる可能性が示唆されています。消化器の不調とうつ症状が同時にみられる方が一定数いらっしゃるのも、こうした背景があるためと考えられます。

 

 

うつ病・うつ症状に対する当院の施術

当院の施術の特徴

当院では、うつ症状に対して自律神経系の調整を軸とした施術をご提供しております。薬物療法との併用も可能であり、「服薬と並行して体からのアプローチも取り入れたい」という方にもご利用いただいております。

 

自律神経調整を目的とした鍼灸施術

頭部・頸部・背部・仙骨周農にある、自律神経の調節に関わるとされる経穴へ、丁寧に鍼を施します。副交感神経の働きを促すことで、交感神経が優位な緊張状態から、回復に適した状態へと体を導くことを目指します。施術後に「眠気を感じる」「体が温かくなる」といったご感想をいただくことが多く、これは副交感神経が働き始めているサインと考えられます。

 

頭部への施術

頭部には、脳の各領域に対応するとされる施術ポイントがあります。頭部への鍼刺激により、脳血流の改善や、意欲・判断力に関わる前頭前野の機能に良い影響が期待されています。

<!– 写真:腹部へのお灸施術の様子 –>

 

腹部・消化機能へのアプローチ

脳腸相関の観点から、腹部(中脘・天枢・関元など)へのお灸・鍼施術も行います。消化機能を整えることで、腸内環境の改善やセロトニン産生への好影響を期待します。食欲不振や便通の乱れを伴う方には特におすすめしております。

 

全身の緊張緩和・血行促進

うつ症状を抱える方の多くに、肩・頸部・背部の筋緊張がみられます。この緊張が自律神経の乱れをさらに助長することもあるため、全身への施術で血行を促進し、筋緊張を丁寧に緩めることで、心身がリラックスしやすい状態を整えます。

 

 

うつ病・うつ症状の東洋医学的な考え方

東洋医学では、うつ病・うつ症状を「心神(しんしん)の不調」や「気の停滞」として捉える考え方があります。西洋医学とは異なる視点から心身全体のバランスをみることで、その方ごとの背景を把握していくことを大切にしております。

 

うつ病・うつ症状でみられやすい東洋医学的な体質(証

**心脾両虚(しんぴりょうきょ)**
「心」は精神活動を、「脾」は消化機能・気血の生成を担うとされています。過労や心配事、食生活の乱れが続くことで心脾の働きが弱まると、気血が不足し、精神面への滋養が行き届きにくくなります。不眠・食欲不振・倦怠感が重なる方にみられやすい体質です。

**肝気鬱結(かんきうっけつ)**
「肝」は気の流れを調える臓とされています。ストレスや感情を抑える状態が続くと、気の流れが滞りやすくなります。感情を表に出しにくい環境にある方、内向的な傾向のある方にみられやすく、気分の波やため息の多さが特徴とされています。

**心腎不交(しんじんふこう)**
「心」と「腎」のバランスが崩れた状態とされています。過労や慢性的な睡眠不足、加齢に伴う変化などにより、心の働きを腎が支えにくくなり、不眠・動悸・落ち着かなさにつながるとされます。夜間に不安感が増しやすい方にみられる傾向です。

東洋医学的なアプローチでは、体質に応じた経穴(神門・内関・百会・太衝・三陰交など)を選び、心身のバランスを根本から整えていくことを目指します。

 

鍼灸で目指す体づくり

うつ症状への対応は、「症状を抑える」ことだけでなく、**心身が本来持つ回復力を取り戻していくこと**が大切だと考えております。当院では、以下の3つの視点を大切にしながら施術を行っています。

 

1. 自律神経バランスの回復をサポート

交感神経が優位な緊張状態を緩め、副交感神経が働きやすい体へ整えていきます。「夜に眠れる」「朝起きられる」「食欲が戻ってきた」といった基本的な生活リズムの回復が、うつ症状の緩和に向けた第一歩になると考えています。

 

2. 脳と腸への複合的なアプローチ

頭部への施術と腹部へのお灸を組み合わせることで、脳腸相関を意識した全身的なケアを行

います。気分の変化と消化器症状の改善が、並行して進んでいくケースもみられます。

3. 小さな回復の実感を積み重ねていく

うつ症状が長く続くと、「良くならないのではないか」というお気持ちが強くなることがあります。施術後の「体が軽くなった」「久しぶりによく眠れた」といった小さな実感を一つひとつ重ねていくことを、私たちは大切にしています。

なお、うつ病の診断を受けていらっしゃる方は、主治医による治療と並行してご利用いただくことを前提としております。鍼灸は薬物療法に代わるものではなく、**補完的なケアの選択肢**として位置づけております。

 

 

うつ病・うつ症状の鍼灸施術症例

 症例① 30代・女性・会社員

主訴:仕事上のストレスから気力が湧かず、起床が困難な状態が3か月ほど続いておられました。心療内科で抑うつ状態と診断を受け、服薬中。服薬と並行して鍼灸を取り入れたいとのことでご来院。

施術内容: 自律神経調整を目的とした鍼灸(頭部・背部・仙骨)、腹部へのお灸、頸部・肩の緊張緩和。

経過:1回目:施術後、「体が温かくなり、久しぶりに深く眠れた」とのお声をいただきました。
4回目:起床時の感覚に変化が見られ、食欲も少しずつ戻ってきました。
8回目:主治医から服薬量の見直しを相談できる段階になり、日常生活への支障が和らいでいきました。

症例② 40代・男性・管理職

主訴: 長時間労働が続き、休日にも疲労が抜けにくい状態。気分の波が大きく、些細なことで落ち込みやすいとのことでご相談いただきました。

施術内容: 問診により、肝気鬱結・心脾両虚の傾向を確認。太衝・三陰交・神門・百会を中心に選穴し、背部への鍼通電療法を組み合わせました。

経過:2回目:「ため息をつく回数が減った気がする」とのお話がありました。
5回目:休日に趣味へ向き合う余裕が戻ってきたとのことでした。
10回目:気分の波が落ち着き、お仕事にも良い変化が見られるようになりました。

 

世田谷区で「うつ・気力低下」にお悩みなら、お気軽にご相談ください

<!– 写真:三茶はりきゆう院の外観・院内(落ち着いた雰囲気で) –>

三茶はりきゅう院では、うつ症状や自律神経の乱れに対して、鍼灸による自律神経調整を軸としたケアをご提供しております。「お薬だけでは不安を感じている」「体からのアプローチも取り入れたい」という方は、どうぞお気軽にご相談ください。

うつ病の治療中の方も、主治医のご許可のもとで鍼灸を併用していただくことが可能です。初回返金保証制度もご用意しておりますので、ご不安な方も安心してお越しいただければと思います。

まずはお電話、またはお問い合わせフォームLINEよりお気軽にご連絡ください。

 

【グループ院の紹介】

東京α鍼灸院:中目黒駅

渋谷α鍼灸院:渋谷駅

吉祥寺αはりきゅう院:吉祥寺駅

高田馬場はりきゅう院:高田馬場駅

 

【執筆者】

三茶はりきゅう院  副院長 稲垣

 

東急田園都市線・世田谷線「三軒茶屋駅」徒歩3分
平日20:30まで受付、土日祝も営業
完全個室の施術室

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