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四十肩・五十肩でお悩みの方へ
当院の施術

五十肩・四十肩は、肩の痛みや可動域の制限が長期間続く、日常生活に大きな支障をきたす疾患です。当院では、鍼灸治療によって自律神経のバランスを整え、肩周囲の血行を促進することで、自然治癒力を最大限に引き出す施術を行っています。
五十肩の主な問題は、肩関節周囲の組織に起こる炎症と、それに伴う筋肉や関節包の癒着・拘縮です。当院では、炎症を抑えながら組織の修復を促すため、肩・首・肩甲骨まわりの背中を中心に鍼を刺激をいれます。症状に応じて鍼通電を組み合わせます。通電することで筋肉の深部まで刺激が届き、血流改善と筋緊張の緩和が効率的に図れます。
また、五十肩は患部だけの問題ではありません。首・肩・背中・肩甲骨周囲の筋肉が複合的に緊張・硬直していることがほとんどであり、これらを丁寧にほぐし整えることで、肩関節への負担を軽減します。自律神経の乱れが痛みの慢性化に関係することも多く、全身の状態を整える治療も並行して行います。薬や注射に頼りすぎず、体が本来持っている自然治癒力を高めることが、当院の施術の根幹です。
東洋医学的考え

•寒湿凝滞:冷えや湿気により気血が滞り、温めると楽になるタイプ
•気滞血瘀:ストレスや過労により気血の流れが詰まり、夜間に痛みが増すタイプ
•肝腎陰虚:加齢による腎精の不足から筋骨が弱り、慢性化しやすいタイプ
使用するツボは証に応じて選穴しますが、代表的なものとして以下が挙げられます。
•肩髃・肩髎・肩貞:肩関節局所の気血を巡らせる
•天宗・肩外兪:肩甲骨周囲の緊張を緩める
•曲池・合谷:上肢全体の気血を整え炎症を抑える
•腎兪・太渓:根本的な腎虚を補い、組織の修復を促す
五十肩の症例
60代・女性・4ヶ月前から右肩の五十肩
4ヶ月前から右肩の強い痛みと可動域制限があり、夜間痛で眠れない日が続いていたとのこと。整形外科でヒアルロン酸注射を2回受けたが改善が乏しかった。今は、眠れない日や強い痛みはないが可動域の制限と軽く痛みがあるため当院へ来院されました。
初診時の所見では、右肩全体の結帯動作(後ろに手を回す動き)と結髪動作(髪を結ぶ動き)が著しく制限されていました。証は「気滞血瘀」と判断し、肩髃・肩髎・天宗・曲池・合谷を中心に選穴。肩周囲と肩甲骨まわりへの刺鍼後、鍼通電を15分施しました。
週2回のペースで施術を継続し、3回目から夜間痛が軽減。6回目には結帯動作が改善し、10回目(約5週間後)には日常動作のほぼすべてが痛みなく行えるようになりました。その後は週1回のメンテナンスに移行し、現在は再発なく経過良好です。
五十肩とは?
五十肩は、正式名称を肩関節周囲炎といい、肩関節を取り囲む組織(筋肉・腱・関節包・滑液包など)に炎症が生じることで、痛みや可動域の制限が起こる疾患です。名称のとおり50歳前後に多くみられますが、40代や60代にも広くみられます。
一般的に「炎症期 → 拘縮期 → 回復期」という3段階の経過をたどります。炎症期は安静時や夜間にも強い痛みが出やすく、拘縮期になると痛みが落ち着く一方で肩の動きが著しく制限されます。そして回復期にかけて徐々に可動域が戻ってきますが、適切なケアなしには回復に1〜2年以上かかることも珍しくありません。
五十肩でよくみられる症状
- 腕を上げると肩〜上腕にかけて鋭い痛みが走る
- 夜間〜明け方に痛みが強まり、睡眠が妨げられる(夜間痛)
- 腕を後ろに回す動作や、頭の上に手を伸ばす動作が困難になる
- 肩全体が重だるく、慢性的なこわばり感がある
- 腕の外側から肘にかけてしびれや違和感が出ることがある
- 着替えや洗髪など日常動作が制限される
五十肩の原因

五十肩の根本的な原因は、ローテータカフの変性と機能低下にあると考えられています。ローテータカフとは、肩甲骨から上腕骨に付着する4つの筋肉(棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)の腱が一体となった構造です。上腕骨頭を肩甲骨の関節窩に引き付け、肩関節の安定性を保つ重要な役割を担っています。
加齢とともにローテータカフの腱は血流が低下し、弾力性を失って微細な損傷が蓄積しやすくなります。その結果、腱板や周囲の関節包・滑液包に炎症が波及し、五十肩特有の疼痛と可動域制限が引き起こされます。また、腱板の機能が落ちると上腕骨頭が正常な位置から微妙にずれやすくなり、肩峰との間で軟部組織が繰り返し挟み込まれる「インピンジメント」も起こりやすくなります。
さらに見落とされがちな要因が、腋窩神経への影響です。腋窩神経は肩関節の後下方を走り、三角筋(肩の丸みをつくる筋肉)と小円筋を支配する運動神経・感知神経です。ローテータカフの機能不全や関節包の拘縮が進むと、腋窩神経が走行する隙間部分が狭小化しやすくなります。その結果、神経への機械的な刺激や血流障害が生じ、上腕外側のしびれ・感覚鈍麻、三角筋の萎縮・筋力低下といった症状が追加されることがあります。
世田谷区で「五十肩」にお悩みなら、お気軽にご相談ください
三茶はりきゅう院では、五十肩だけでなく、それにより起こる下肢の痺れや、対しても丁寧な評価を行い施術をしています。「マッサージでは変わらない」「少しでも生活の質を上げたい」という方も、ぜひ一度ご相談ください。
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