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「いつもの頭痛」に振り回されないための対処法とは?
最近、「頭痛が当たり前になっている」と感じる方が増えています。
長時間のデスクワークやスマートフォン操作による姿勢の乱れ、仕事や人間関係によるストレス、天候の変化などが重なり、頭痛を引き起こす環境が整ってしまっているのです。
一時的に薬で楽になっても、
また繰り返してしまう——。
そんな慢性的な頭痛に悩む方は、身体だけでなく自律神経や血流、心のバランスまで乱れていることが少なくありません。

頭痛の種類と特徴
頭痛は大きく分けて「一次性頭痛」と「二次性頭痛」に分類されます。二次性頭痛は脳出血やくも膜下出血など重大な疾患によるものですが、鍼灸で対応できるのは「一次性頭痛」にあたるものです。
中でも代表的なのが以下の3つです。
緊張型頭痛:後頭部から首筋にかけて重だるい痛み。筋肉のこわばりや姿勢不良が原因。
片頭痛:こめかみ付近にズキズキと拍動する痛み。血管の拡張やホルモン変動、ストレスが関係。
群発頭痛:片側の目の奥がえぐられるように痛む強い頭痛。一定期間に集中して起こるのが特徴。
西洋医学的には、これらは「血管の収縮・拡張異常」や「神経伝達物質の過剰反応」、「筋肉の緊張」などが関与していると考えられています。

頭痛の原因 ― 体と心のつながり
慢性的な頭痛では、身体的要因だけでなく「自律神経の乱れ」や「心の緊張」も深く関係しています。
ストレスや睡眠不足が続くと、交感神経が優位になり、首や肩の筋肉が常に緊張します。その結果、血流が悪化し、酸素や栄養が脳に届きにくくなり、痛みを感じやすくなるのです。
また、天候や気圧の変化で体調を崩す方は、気象の変化に自律神経が過敏に反応しているケースも多くみられます。
「体の痛み」と「心の緊張」は常に連動しており、どちらか一方を整えるだけでは根本改善にはつながりません。
鍼灸による頭痛治療の考え方
東洋医学では、頭痛は単なる「痛み」ではなく、体内の気血の巡りや臓腑のバランスの乱れによって起こる全身的な症状と考えます。
痛みの出る部位や性質、発症のタイミングによって、原因となる体質パターン(弁証)が異なります。
弁証による主なタイプと特徴
【気滞・瘀血(きたい・おけつ)型】
ストレスや過労で気の流れが滞ると、血流も悪化して痛みが発生します。
頭の締めつけ感や刺すような痛み、肩こりの強さが特徴です。
→ 改善には「気血の巡り」を整えることが大切で、合谷・太衝・百会などを用います。
【肝陽上亢(かんようじょうこう)型】
怒りやストレスが続くと「肝」の気が上昇し、頭部に熱がこもります。
こめかみの拍動痛やイライラ、不眠を伴うことが多いタイプです。
→ 太衝や風池、百会などで気の上昇を鎮め、リラックス反応を促します。
【腎虚(じんきょ)型】
慢性疲労や加齢、睡眠不足により腎のエネルギーが低下した状態。
頭が重くぼんやりする・夕方以降に悪化する・めまいを伴うケースが多いです。
→ 腎兪・太渓・百会などでエネルギーを補い、慢性頭痛の根本改善を図ります。
【痰湿(たんしつ)型】
天候や気圧の変化で痛みが強くなるタイプ。
体内の水分代謝が滞り、頭に「重だるさ」を感じます。
→ 陰陵泉や豊隆などで水分循環を促し、頭部の圧迫感を軽減します。

鍼灸の作用メカニズム
鍼刺激は、筋緊張の緩和・血流促進・神経反射の調整を通して痛みを抑えます。
局所的には、後頭下筋群や側頭筋、僧帽筋上部などのトリガーポイントに鍼を行い、筋膜性の緊張を緩めます。
また、鍼通電(低周波パルス)を併用することで、
◯血流量の増加
◯痛覚過敏の抑制
◯βエンドルフィン分泌による鎮痛作用
が生理学的にも確認されています。
さらに、鍼灸は自律神経に直接働きかけるため、交感神経優位から副交感神経優位への切り替えを促します。
この結果、筋肉の緊張だけでなく、精神的ストレスや睡眠の質の改善にもつながり、頭痛の再発を防ぐ効果が期待できます。

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