耳が詰まった感じが続く…耳閉感の原因と鍼灸による改善方法

この記事では耳閉感の原因や症状、鍼灸による改善方法について詳しく解説します。

耳閉感は、「耳に何か異常があるのではないか」「このまま治らなかったらどうしよう」と不安になりやすい症状の一つです。
しかしながら、実際には耳鼻科で検査を受けても大きな異常が見つからないことも多く、原因がはっきりしないまま長期間悩まれている方も少なくありません。


そのため、「異常はないと言われたが症状はつらい」「どう対処すればいいかわからない」と感じている方も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、耳閉感とはどのような状態なのかを整理したうえで、考えられる原因や体の状態との関係、そして鍼灸による改善の考え方について、順を追って詳しく解説していきます。


耳閉感とは

耳閉感とは、耳が詰まったように感じる、あるいは内側から圧迫されているような違和感が続く状態を指します。実際に耳の中に異物があるわけではありませんが、「音がこもって聞こえる」「抜けない感じがする」「膜が張ったように感じる」といった感覚が持続するのが特徴です。

多くの場合、この症状は気圧の変化や風邪の後などに一時的に現れることもあります。
しかし、その一方で、数週間から数ヶ月、あるいは年単位で続くケースもあり、慢性化すると日常生活への影響が大きくなります。

特に、「良い日と悪い日を繰り返す」「疲れると悪化する」「天候やストレスで症状が変動する」といった経過をたどることが多く、症状そのものだけでなく精神的なストレスにつながることも少なくありません。

また、耳閉感は耳そのものの問題だけで起こるわけではありません。耳管の働き、自律神経の状態、首や肩の緊張、血流の状態など、複数の要因が重なって現れる症状です。
そのため、原因が一つに特定できないケースが多いのも、耳閉感の特徴といえます。

耳閉感でよくみられる症状

耳閉感の症状は人によって感じ方や表現が異なります。
しかし、共通しているのは「強い痛みはないものの、不快感や違和感が持続する」という点です。

◯耳が詰まったような感覚が続く
◯音がこもって聞こえる、聞き取りづらい
◯耳の奥に圧迫感や違和感がある
◯あくびや嚥下をしてもスッキリしない
◯片側または両側の耳に症状が出る
◯耳鳴りや軽いめまいを伴うことがある
◯頭が重く、集中しづらい

特に慢性的な耳閉感の場合、症状自体は強くないにもかかわらず、「常に気になる」「意識が耳に向いてしまう」といった状態が続きます。その結果、仕事や家事への集中力が低下し、疲労感が強くなったり、気分が落ち込みやすくなったりすることもあります。

 

耳閉感の原因

耳閉感の原因は一つではありません。多くの場合、複数の要因が重なり合うことで症状が現れ、さらに慢性化していきます。

まず、風邪や鼻炎、副鼻腔炎などによって耳管の働きが低下すると、耳の内外の気圧調整がうまくいかなくなります。
その結果、耳の中に圧がかかったような感覚が生じ、耳閉感として自覚されやすくなります。

一方で、ストレスや疲労が続くと自律神経のバランスが乱れます。すると血管の収縮と拡張がうまくいかなくなり、耳周囲や内耳への血流が低下します。この血流低下が、耳の違和感やこもり感を長引かせる原因となるのです。


医学的に考えられる主な原因

◯耳管機能不全
◯風邪・鼻炎・副鼻腔炎
◯メニエール病などの内耳の不調
◯自律神経の乱れ
◯首や肩の緊張による血行不良
ストレスや疲労、睡眠不足

このように耳閉感は、「耳だけ」の問題ではなく、体全体の状態が大きく関係しているケースが多く見られます。

 

耳閉感に対する当院の施術

当院では、耳閉感を単なる耳のトラブルとして捉えていません。全身のバランスの乱れが耳の症状として現れている状態と考えています。

実際に耳閉感で来院される方の多くは、首や肩、背中に強い緊張があり、頭部や耳周囲の血流が滞りやすい状態になっています。そのため、耳周囲だけを施術しても一時的な変化にとどまり、十分な改善につながらないことがあります。

そこで当院では、耳周囲へのアプローチに加えて、首・肩・背中・顎関節・頭部まで含めて全身を整えていきます。
さらに、必要に応じて鍼通電療法を併用し、血流の改善と神経の過緊張の緩和を図り、体が回復しやすい状態へ導いていきます。

 

耳閉感と自律神経の関係

耳閉感がなかなか改善しない背景には、自律神経の乱れが深く関係していることが少なくありません。

自律神経は、血流や耳管、内耳の働きを調整する重要な役割を担っています。しかし、ストレスや睡眠不足、生活リズムの乱れが続くと交感神経が優位になり、体は常に緊張した状態になります。
その結果、血管が収縮しやすくなり、耳周囲の血流が低下します。この状態が続くことで、耳閉感や耳鳴りといった症状が改善しにくくなるのです。


耳閉感の東洋医学的な考え

東洋医学では、耳閉感を耳だけの問題としては考えません。耳は「腎」と深く関係するとされ、体力や回復力、自律神経の状態、水分代謝などが耳の症状に影響すると考えられています。
さらに、ストレスによる「気の滞り」や、体内の水分バランスの乱れも耳閉感を引き起こす要因になります。そのため東洋医学では、局所的な対処だけでなく、体全体の巡りを整えることを重視します。

 

鍼灸で目指す「耳閉感が戻りにくい体づくり」

鍼灸では、症状そのものを一時的に抑えるだけでなく、体が本来持っている回復力を引き出すことを目的とします。
特に慢性化している耳閉感では、体質や生活背景、自律神経の状態まで含めて整えていくことが重要になります。

「なかなか治らない」「繰り返してしまう」耳閉感に対して、体全体からアプローチしていくことが、改善への近道となるケースも少なくありません。

 

耳閉感に対する鍼灸施術症例

50代女性の症例です。

5年以上前から耳が詰まったような感覚(耳閉感)が続いており、特に3年ほど前から症状が強くなったため耳鼻科を受診されました。検査上は大きな異常は見られず、治療を続けてみたものの改善は難しいとの説明を受けられ、長年不安を抱えながら過ごされていました。

お話を伺うと、遠方への出張が多く、仕事上の責任や考えごとが多い環境で生活されており、常に緊張状態が続いている様子が見られました。実際にお身体を確認すると、自律神経の乱れがうかがわれ、首・肩・背中には強い張りがあり、頭部にはむくみが目立つ状態でした。これらの状態が耳周囲の血流や循環にも影響を与え、耳閉感を長引かせている要因の一つと考えられました。

施術では、耳だけに対する局所的なアプローチではなく、まず首・肩・背中の緊張を緩めるツボを中心に、自律神経の調整を目的とした鍼灸を行いました。あわせて、頭部のむくみを軽減するツボや、耳周囲の血行を促すツボを組み合わせ、全身の巡りを整えることを重視しました。

施術を重ねる中で、5回目頃から「耳の詰まり感が軽くなってきた」と実感されるようになり、7回目の施術後には日常生活の中で耳閉感がほとんど気にならない程度まで改善しました。その後は、大きなストレスがかからない限り症状が出にくい状態が続いており、現在は耳閉感の再発予防とあわせて、全身の体調管理を目的とした定期的なメンテナンス施術を継続されています。

 

世田谷区で「耳閉感」にお悩みなら、お気軽にご相談ください

耳が詰まったような違和感や、音がこもる感じを「仕方ないもの」「検査で異常がないから」と我慢していませんか。
耳閉感は、耳そのものだけでなく、自律神経の乱れや首・肩の緊張、体全体の巡りが関係していることも少なくありません。

当院では、東洋医学の視点からお一人おひとりの体の状態を丁寧にみながら、耳閉感の改善を目指した施術を行っています。
つらさを抱えたままにせず、快適な日常を取り戻していただけるよう、丁寧にサポートいたします。

まずはお電話、またはお問い合わせフォームLINEよりお気軽にご相談ください。

 

【グループ院の紹介】

東京α鍼灸院:中目黒駅

渋谷α鍼灸院:渋谷駅

吉祥寺αはりきゅう院:吉祥寺駅

高田馬場はりきゅう院:高田馬場駅

 

【執筆者】

三茶はりきゅう院  副院長 稲垣

 

東急田園都市線・世田谷線「三軒茶屋駅」徒歩3分
平日20:30まで受付、土日祝も営業
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