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聴力低下を放置しないで進行を止める対策を!

聴力低下とは?
聴力低下は、難聴とも呼ばれ、音を聞き取る能力が部分的に、または完全に低下した状態を指します。
この症状は、誰にでも起こりうるもので、年齢とともに進行する加齢性難聴が最も一般的です。
また、騒音に長時間さらされることで起こる騒音性難聴、ウイルス感染や突発的な原因で急激に聴力が低下する突発性難聴など、さまざまな種類に分類されます。
聴力低下の分類
- 伝音性難聴: 外耳や中耳の障害が原因で、音の振動が内耳にうまく伝わらないことで起こります。耳垢の詰まりや中耳炎などが挙げられます。
- 感音性難聴: 内耳や聴神経の障害が原因で、音を電気信号に変える、または脳に伝える機能がうまく働かないことで起こります。突発性難聴や加齢性難聴がこれにあたります。
- 混合性難聴: 伝音性難聴と感音性難聴が同時に起こる状態です。
疫学
世界保健機関(WHO)によると、世界の5%以上の人が何らかの難聴を抱えており、今後も増加すると予測されています。
日本国内でも、聴力低下に悩む人は多く、特に高齢化社会において重要な健康課題となっています。
聴力低下の原因
聴力低下の医学的な原因は多岐にわたります。
- 加齢: 50歳を過ぎると徐々に聴力が低下し始めます。これは、内耳の有毛細胞が加齢とともに衰えることが主な原因です。
- 騒音: 大音量の音楽や工場、工事現場などの騒音に長時間さらされると、内耳の有毛細胞が損傷し、聴力が低下します。ヘッドフォンやイヤホンでの大音量リスニングも原因の一つです。
- 疾患: 突発性難聴やメニエール病、中耳炎、おたふく風邪などのウイルス感染、脳腫瘍などが聴力低下を引き起こすことがあります。
- 遺伝: 生まれつき聴力が低い、または遺伝的な要因で聴力が低下するケースもあります。
- 薬剤: 一部の抗生物質や抗がん剤など、耳に悪影響を及ぼす耳毒性のある薬剤の服用が原因で聴力が低下することがあります。
- ストレス: ストレスや過労が自律神経のバランスを崩し、聴力低下につながることもあります。特に突発性難聴は、ストレスとの関連が指摘されています。
聴力低下の東洋医学的な考え
東洋医学では、聴力低下は単に耳だけの問題として捉えません。身体全体のバランスの乱れが原因と考えます。特に、耳は『腎(じん)』の働きと深く関係しているとされています。
- 腎虚(じんきょ): 東洋医学の「腎」は、成長、発育、生殖、水分代謝などを司り、生命エネルギーの源である「精(せい)」を貯蔵しています。加齢や過労によって「腎」の働きが弱まると、耳への栄養供給が不足し、聴力低下を引き起こすとされます。
- 気滞血瘀(きたいけつお): ストレスや気の巡りが悪くなると、血液の流れも滞り、耳の血行が悪化することがあります。これが聴力低下の原因となることがあります。
- 肝火上炎(かんかじょうえん): 精神的なストレスが溜まると、「肝(かん)」に熱が生じ、この熱が上昇して耳に影響を及ぼすことがあります。耳鳴りを伴うことが多いのが特徴です。
東洋医学的な診断では、これらの証(しょう)を立て、個々の体質や症状に合わせて施術方針を決めます。
主な使用ツボ
- 聴宮(ちょうきゅう): 耳の穴の前、口を開けるとへこむ部分にあります。耳の通りを良くする効果が期待されます。
- 翳風(えいふう): 耳たぶの裏のくぼみにあるツボです。頭痛や顔のむくみにも使われます。
- 腎兪(じんゆ): 腰にあり、「腎」の働きを補う重要なツボです。
- 太渓(たいけい): 足首の内側にあるツボで、「腎」の気の流れを整えます。
聴力低下に対する当院の鍼灸施術
当院では、聴力低下の症状に対し、東洋医学的な観点と西洋医学的な観点の両方を考慮した鍼灸施術を行います。
耳鼻科的なアプローチ
耳鼻科での治療と並行して鍼灸を行うことで、症状の改善をサポートします。
耳鼻科領域の聴力低下は、自律神経の乱れや血行不良が原因となっていることが多いため、それらの改善を目指します。
具体的には、首や肩、背中、そして耳周囲のツボに鍼を打ち、筋肉の緊張を緩め、血行促進を図ります。さらに、鍼に微弱な電流を流す鍼通電を行うことで、耳周囲の神経や筋肉に直接アプローチし、炎症を抑える効果も期待できます。これにより、本来持っている自然治癒力を高め、聴力の回復を促します。
婦人科的なアプローチ
女性の聴力低下は、ホルモンバランスの乱れが関係している場合があります。この場合、鍼灸によって自律神経とホルモンバランスを整える施術を行います。
お腹や骨盤周囲のツボに鍼を打ち、血行促進を図ることで、全身の巡りを改善します。また、鍼通電も併用し、自律神経の安定を促します。これにより、身体の内側からバランスを整え、自然治癒力を高めることで、聴力低下の症状を和らげることを目指します。
聴力低下の鍼灸施術症例
症例:突発性難聴の30代女性
- 患者: 30代女性
- 主訴: 2週間前に突然右耳の聴力が低下。耳鳴りやめまいも伴う。病院で突発性難聴と診断され、ステロイド治療を受けたが、改善が見られないため来院。
- 東洋医学的所見: 仕事のストレスや睡眠不足が続いており、脈は細く力がない。東洋医学的には「腎虚」と「気滞」の証と判断。
- 施術内容: 週2回のペースで、計5回の鍼灸施術を実施。
- 頭部、耳周囲: 聴宮、翳風などのツボに鍼を打ち、血行改善と自律神経の調整を図る。
- 全身: 腰にある腎兪や足にある太渓などのツボに鍼を打ち、「腎」の働きを補い、生命エネルギーを高める。また、手や足のツボも使い、気の巡りを良くする。
- 施術経過と結果:
- 1回目: 施術後、耳鳴りが少し和らぎ、めまいも軽減。
- 3回目: 聴力検査で若干の改善が見られ、本人の自覚としても音が聞き取りやすくなったと感じる。
- 5回目: 聴力がほぼ正常値に戻る。耳鳴りやめまいも消失。その後は再発予防のため、月1回のペースでメンテナンス施術に移行。
この症例のように、鍼灸は突発性難聴の回復をサポートし、再発予防にも役立ちます。ただし、早期の施術が重要となるため、症状が現れた場合は速やかに医療機関を受診し、当院のような専門の鍼灸院にもご相談ください。
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