お知らせ & コラム NEWS / COLUMN
逆子(骨盤位)を鍼灸で整える:東洋医学と西洋医学の両面からアプローチ
妊娠中、健診で「逆子ですね」と言われると、多くの方が不安を感じるものです。「帝王切開になるのかな?」「どうすれば治るの?」と一人で抱え込まず、まずは体の緊張を解きほぐすことから始めてみませんか?
当院では、お母さんの心身を整えることで、赤ちゃんが自然に本来の位置に戻りやすい環境づくりをサポートしています。
① 逆子に対する当院の施術
当院では、単にお腹にアプローチするのではなく、全身のバランスを整える「根本施術」を重視しています。
自律神経と血行促進
妊娠中は、ホルモンバランスの変化や出産への不安から、自律神経が乱れがちです。自律神経が乱れると、血管が収縮し、子宮周りの血流も滞ってしまいます。鍼灸施術によって副交感神経を優位に導き、全身の血行促進を図ることで、子宮の筋肉を柔らかく緩めていきます。

自然治癒力と炎症の抑制
体全体の巡りが良くなることで、人間が本来持っている自然治癒力が高まります。また、冷えによる組織の微細な緊張を抑え、母体と胎児にとって最適な環境を再構築します。
② 逆子の東洋医学的な考え
東洋医学において、逆子は単なる「位置の異常」ではなく、体内の「気(エネルギー)・血(血液)」の流れの偏りとして捉えます。
原因と証立て(体質診断)
主に以下の3つのタイプに分類して考えます。
- 気滞(きたい)タイプ:ストレスや緊張で気が滞り、お腹が張っている。
- 血虚(けっきょ)タイプ:栄養不足や疲労により、赤ちゃんを回すエネルギーが足りない。
- 冷え(寒凝)タイプ:足元や下腹部が冷えており、赤ちゃんが温かい場所(心臓に近い上半身)に頭を向けようとしている。
使用する代表的なツボ
逆子治療において、世界的に有名なツボが2つあります。
- 至陰(しいん):足の小指の爪の外側にあります。子宮の収縮を促し、胎動を活発にする「逆子の特効穴」です。
- 三陰交(さんいんこう):足の内くるぶしから指4本分上にあります。婦人科疾患に欠かせないツボで、骨盤内の血流を劇的に改善します。

③ 逆子の鍼灸施術症例とセルフケア
【症例】妊娠30週で逆子と診断された30代女性
- お悩み:デスクワークによるひどい肩こりと足の冷え。検診で逆子と診断。
- 経過:週2回のペースで施術を開始。至陰への「お灸」をメインに、腰部と足首の血流を改善。
- 結果:2回目の施術後、赤ちゃんが蹴る場所が上腹部に動いている感覚があり、3回目の施術後の検診で、無事に頭位(正常な位置)に戻っていることが確認されました。
【ご自宅でのセルフケア:養生法】
ご自宅でできる最も効果的なケアは、やはり「お灸」と「冷え対策」です。
- レッグウォーマーの着用:三陰交(くるぶし周り)を絶対に冷やさないでください。
- 足湯:寝る前に10分ほど足首までお湯に浸けるだけで、子宮の緊張が和らぎます。
- 「の」の字マッサージ:手のひらで優しく、お腹に「の」の字を書くように撫でてあげましょう。

④ 逆子(骨盤位)とは?
一般的な定義と症状
通常、赤ちゃんは出産が近づくと頭を下に向けた「頭位」になります。これに対し、足や臀部が下になっている状態を逆子(骨盤位)と呼びます。 自覚症状として下腹部や膀胱のあたりで激しい胎動を感じやすくなる、頻尿が強くなるといった感覚を持つ方もいますが、多くは妊婦健診の超音波検査で判明します。
疫学と分類
- 頻度:妊娠中期(20週前後)では約30~50%が逆子ですが、赤ちゃんが成長し位置が定まってくる妊娠30週以降では減少し、最終的に分娩時まで逆子である割合は約3~5%です。
- 分類:お尻を下にしている「単臀位(たんでんい)」、膝を曲げている「全複臀位(ぜんぷくぜんい)」、足が下に来ている「足位(そくい)」などがあります。
⑤ 逆子の原因
西洋医学的には、以下のような要因が考えられますが、明確な理由が特定できないことも少なくありません。
- 母体側の要因:
- 子宮の形状:子宮筋腫や双角子宮など、子宮の形に特徴がある場合。
- 骨盤の狭さ:赤ちゃんの頭が骨盤に入りにくい場合。
- 前置胎盤:胎盤の位置により、頭が下がるスペースが制限される。
- 胎児・環境側の要因:
- 羊水過多・過少:赤ちゃんが動きすぎる、あるいは動くスペースがない。
- 多胎妊娠:双子などの場合、スペースの取り合いで逆子になりやすい。
- へその緒(臍帯)の巻き付き:動きが制限されてしまう。
しかし、多くの場合は「母体の冷えによる子宮の緊張」が関係していると私たちは考えています。お腹が硬くなると、赤ちゃんは自由に動けなくなってしまうのです。
おわりに:一緒に「回りやすい体」を作りましょう
逆子と言われると焦ってしまいますが、一番大切なのはお母さんがリラックスすることです。鍼灸は、副作用のない優しいアプローチで、赤ちゃんの「自発的な回転」を助けます。
「次の検診までに何かできることはないかな?」とお考えでしたら、ぜひ一度当院へご相談ください。
世田谷区で逆子でお悩みの方は、
まずはお電話、またはお問い合わせフォーム・LINEよりお気軽にご相談ください。
【グループ院の紹介】
東京α鍼灸院:中目黒駅
渋谷α鍼灸院:渋谷駅
吉祥寺αはりきゅう院:吉祥寺駅
高田馬場はりきゅう院:高田馬場駅
【執筆者】
三茶はりきゅう院 平坂
東急田園都市線・世田谷線「三軒茶屋駅」徒歩3分
平日20:30まで受付、土日祝も営業
完全個室の施術室
最新のお知らせ & コラム NEWS / COLUMN
ご予約はこちらから
\相談だけでも大丈夫ですのでお気軽に/
はじめての方も安心の返金保証制度をご用意しております。
たった一度のご来院でも、我々の専門知識と確かな技術で
お客様のお悩みの症状に対する概念を、きっと変えられると思ってます。
是非一度お気軽にご相談ください。
